私も骨粗鬆症?

2013年05月23日

骨粗鬆症とは、低骨量のために骨がもろくなり、骨折しやすくなった病態です。以前は背中や腰が曲がるのは年のせいで仕方ないと考えられていましたが、これは骨粗鬆症が原因だったのです。わが国はかつてない長寿国となってきています。
骨粗鬆症を予防あるいは治療する最終目標は、高齢者に発生する骨折を予防し、加えて寝たきりへの防止にも努め、高齢者の健やかな生活を確保することにあります。
骨量は18歳頃をピークに年をとるごとに少しずつ減っていきますが、特に女性では閉経期の40~50歳代から急激に骨量が減少します。ところが骨粗鬆症の大半は無症状で早期発見が難しく、このことが症状を進行させる要因です。最近では骨粗鬆症治療薬としてテリボンなど新薬が開発されていますが、早めの加療が必要です。