冷湿布と温湿布はどう使い分けるの?
2013年05月23日
打撲や捻挫などの外傷の急性期には冷湿布を使用し、慢性の腰痛、肩こり、関節痛などには気持ち良ければ、冷湿布と温湿布どちらでも良いです。冷湿布は冷やすためのもの、温湿布は温めるためのものと考えている人がいますが、冷湿布は冷感湿布つまり冷たく感じる湿布、温湿布は温感湿布つまり温かく感じる湿布というべきものです。
痛みのある患部をリハビリで温めて治療しているのに、冷湿布で冷やすのは変だと思う人がいますが、これは冷やしているのではないのです。冷湿布には冷たさを感じるメントール、温湿布には温かさを感じるトウガラシ成分のカプサイシンが配合されており、皮膚の感覚に違いを出します。最近の湿布はインドメタシンのほか、フェルビナク、ケトプロフェンなど強力な消炎鎮痛剤が含まれています。痛みの元の物質が作られるのを妨げることで、痛みや炎症を抑えます。